季節をめぐり、自然と遊ぶ~花鳥・山水の世界~|大倉集古館(2022.1.18~3.27)

季節や自然にかかわる絵画・書籍・工芸の所蔵品を展示する展覧会。全30点。江戸時代の作品が中心で、ほか明・清時代のも。1階が和で、2階が漢とわけており、そこに込められた意味や表現方法を探るとのことだったが、いまひとつそのコンセプトには乗れなかった。

お目当ての山陽の書はよかった。西郷の書はなんかぱっとしない感じ。「備陽雪舟筆」の落款に「等楊」印の2行書。江戸時代のものらしく、つまり贋物ということになるのだろうけれど、こういうのを展示しているのは面白い。書の中では、佐々木文山の《瀟湘八景詩》がすてきだった。なお西久保八幡神社近くの生まれということで、美術館の近くでもあるわけだ。有栖川熾仁、三条実美などによる席画《墨蘭図画賛》も芝にあった料亭紅葉館でのものとのこと。

絵画で目についたのは菅井梅関《寒光雪峰図》。光り輝く雪山を描いていた。伝王冕《墨梅図》は縦長の画面を横に向けて仕立てたと解説されていたが信じがたい。《桜に杉図屏風》はよさそうな絵なんだけど、窮屈な感じで展示されていて、魅力を損なっていたか。

工芸品では、狩野美信《打乱箱》と粟生屋窯の《山水図硯箱》がわりと好きだった。

f:id:nonori915:20220325164128j:plainf:id:nonori915:20220325164133j:plainf:id:nonori915:20220325164119j:plainf:id:nonori915:20220325164121j:plain