鏑木清方展|東京国立近代美術館(2022.3.18~5.8)ほか

没後50年を記念しての展覧会。のちに京都に巡回し、出品番号は109番まであるが、京都会場のみの出品として12点が挙げられていた。また、東京会場でも展示替えがある。行った日に出ていたのは72点。没後50年というのにびっくりしてしまったが、1972年まで存命だったようだ。出品作のなかでもっとも新しいのは《双六の遊び》(108、ヤング開発株式会社蔵)。

3章立て。「第1章 生活をえがく」(「特集1 東京」を含む)。「第2章 物語をえがく」(「特集2 歌舞伎」をふくむ)。「第3章 小さくえがく」。章立てが機能していたかは疑問。結局は美人画が主だしとか思った。

《築地明石町》(57、東京国立近代美術館蔵)、《朝涼》(52、鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵)、《道成寺(山づくし)鷺娘》(39、福富太郎コレクション資料室蔵、2曲1双)、《京鹿子娘道成寺》(58、光ミュージアム、24幅)あたりが好き。とくに《築地明石町》は、前回の展示のときに見惚れて以来の再見。変わらずすてきだった。心ここにあらずといった感じながらも、芯の強さを感じるのが好みだが、《朝涼》にも通うところがある。《道成寺(山づくし)鷺娘》の2人は妖艶。歌の2幅を除く22幅に1人づつ舞う人を描く《京鹿子娘道成寺》は小品ながら、それぞれ魅力的だった。

コレクション展では岸田劉生《田村直臣七十歳記念之像》がデフォルメしてかわいいおじさんでいい。新収蔵&特別公開のピエール・ボナールプロヴァンス風景》もいいが、近くに展示されていたピカソ《ラ・ガループの海水浴場》が力のある作品で、すこし印象がボケた気もする。

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