生誕110年 松本竣介|神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(22.4.29~5.29)

松本竣介の生誕110年を記念しての展覧会。松本の作品は25点で、うち油彩が13点。また松本夫妻が編集した雑誌『雑記帳』挿絵の諸家による原画31点、また『雑記帳』やスケッチ帖、スクラップブック、松本宛のはがきなど資料などが展示されていた。資料は神奈川県立美術館所蔵のものと個人蔵のもの、作品の所蔵は松本の油彩1点を除いてすべて神奈川県立近代美術館の所蔵品。同時に小企画として、堀江栞という人の作品も展示されており、もともと広くはない展示室に、松本以外の作品が多く展示されるというところ、すこし残念ではあった。

近美のコレクション展示でいくつか目にして惹かれたことから、たくさん作品を見れると主って鎌倉まで足を運んだのたけど、かるく肩透かしを食った感じがある。とはいえ、今まででは一番まとめて作品を見て、あらためてすてきだなあと。また、色んな人の影響が垣間見えるところもあった。

やはりいいのは《立てる像》。風景と人物の縮尺があっていないため、世界から孤立しているように見える、悲しげな自画像。ほか、風景がいい作家だなと思う。聖橋風景とか橋(東京駅裏)あたり。